成形部門｜大分県中津市の自動車内装部品製造のシーゲルの採用サイト

仕事を知る

WORKS

スタッフ

高倉さん

第1製造課1係班長

インタビュアー

しげるくん

「この仕事に興味があるけど不安も…。
どんな仕事をするの？やっぱりキツいの？」

Q.ここは、何を作っているところなんですか？: 第1製造工場のインジェクション成形と呼ばれるこの場所では、射出成形機（インジェクションマシーン）と金型を使用して樹脂の製品を作っているよ。
Q.インジェクションってなんですか？: インジェクションは、「注入・充填」という意味を持つ言葉なんだ。つまり、金型の中に原料（樹脂ペレット）を溶かしたものを注入し、冷やして固める。熱可塑性といって、「熱で溶け、冷える固まる」性質を持つ樹脂で製品を作るときの一般的な製法だよ。

Q.「インジェクション」がよくわかりました！ じゃあ、実際にどんなふうに製品を作って いるんですか？: まずは設備の点検は大事な仕事だね。

それから製造する製品によって材料が違ったり、使用する金型が違ったりするから、金型の交換や条件変更、材料の入れ替えから生産がスタートするんだ。
Q.えっ！「インジェクション」でつくる製品 って、たくさん種類があるんですか？: もちろん。実はインジェクション成形は、シーゲルの中にあるすべてのラインに供給する部品を作っている場所なんだ。
1日の生産計画パターンに沿って、だいたい6種類くらいの製品を入れ替えながら生産していくんだよ。

Q.この仕事をやっていてよかった！と 思うことってありますか？: たくさん資格が取得できたり、いろんな経験ができたりするところかな。
仕事の一環としてフォークリフトやクレーン、溶接などの資格を取得することができるんだ。

それに「射出成形機」を扱うこと自体が、他の業界ではなかなか経験できないことなんだ。自動車がどんなふうに出来上がっていくかを見ることができるから、もともと車に興味がある人は楽しいと思うよ。
Q.この仕事って、誰の役に立っている仕事なの？: 自動車は、暮らしに欠かせないものだよね。エンドユーザーであるお客さまが快適に、安心して乗車できる車内空間になるよう、常によりよい製品づくりを意識しているよ。

ただ私たちは自分の「後工程」、自分たちが製造した部品を供給する他部署のことも「お客さま」と思いながら仕事をしているんだ。特にこの部署は源流工程といって、すべての工程の大元になっている場所だからこそ、たとえ社内であっても後ろの工程の部署をお客さまと同じくらい大事にしているよ。

Q.じゃあ逆に、「この仕事はここが大変！」と 思うところってありますか？: やっぱりいちばん大変なのは、トラブルが発生したときかな。扱っているものが機械だから、少しのエラーで停止してしまうことがあるんだ。
さっきも話した通りこの部署は、工場内のすべてに部品を供給する場所。だからここが止まると、後ろの工程にも影響が出てしまうんだ。
Q.他の部署にも影響が出るなんて、大変ですね！: トラブル以外でも、お客さまのご要望に合わせて生産数に変動が出たりすると、他部署との調整が必要になるんだ。他部署とのやり取りが多い分、普段からコミュニケーションを取ることを心がけているよ。部署間の壁を取り払って、全員で一致団結できるようにしているんだ。

それからもうひとつ、他部署と連携を取るには情報の共有が大事だね。例えば社員全員が閲覧できるフォルダにその日起こったことを入力して、情報を共有することで、互いに状況を把握やすくなるようにしているよ。

Q.部署のみなさんは、どんな雰囲気ですか？: 20~50代までの幅広い年齢のスタッフが働いていて、みんな中がよく、休憩中も楽しい雰囲気だよ。

ただこの仕事は一人ひとり作業をする場所が離れているから、前は少しよそよそしさを感じることもあったんだ。でもTPM活動を通じてみんなとコミュニケーションを取るようになって、絆が強まったように感じているよ。
Q.TPM活動って何ですか？: TPMとは、自分たちの設備をきれいに整え、不具合をなくしていく、という生産性向上のためのマネジメント活動だよ。シーゲルでは全社員がサークルに分かれて、このTPM活動に取り組んでいるんだ。

この部署のスタッフはTPM活動にも熱心に取り組んでいて、なんと最優勝賞に選ばれたんだ！（2021年4月）

Q.この部署に配属されたら、どんなふうに 仕事を教えてもらえるんですか？: 入社からは3ヶ月程度、先輩がつきっきりで仕事を教えることになっているよ。
先輩もていねいに指導をするし、気になること・わからないことがあればどんどん質問に来てほしい！
Q.この仕事は、先輩の仕事を見て覚えることが 大事ですか？: もちろん見て覚えなければいけない部分もあるけど、わかりやすく仕事を覚えられるように、オリジナルのマニュアルを準備しているよ。

実際のNGサンプルや災害事例集を見ながら、「こういうときに、こんな不良品が出る」「こういうケースの事故があった」ということを具体的に学んでいける環境を整えているんだ。

前はこういう具体的なマニュアルやサンプルがなかったから、仕事を覚えるときに苦労をした先輩もいると思う。そういう先輩たちの経験や知識がもとに、できるだけ安心して学んでいける環境でみんなを迎えたいと思っているんだ。