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仕事を知る

製造部門

スタッフ

澤村さん

第2製造課
モジュール2係班長

澤村さん
✕
しげるくん
インタビュアー

しげるくん

「この仕事に興味があるけど不安も…。
どんな仕事をするの?やっぱりキツいの?」

  1. 仕事の内容
  2. 仕事の流れ
  3. やりがい
  4. 仕事の大変なところ
  5. 部署の雰囲気
  6. 先輩の指導など

仕事の内容

Q.ここは、何を作っているところなんですか?
第2製造工場のモジュール部署と呼ばれるこの場所では、さまざまな場所から提供された部品をお客さまの要望通りに組み付けているんだ。

部品はお客さまから提供されることもあるし、シーゲル内の別の部署や全く別の会社から提供されることもある。そのいろんなところから集まった部品を、仕様に沿って「組み立てていく」のがモジュール部署の仕事だよ。
Q.モジュールってなんですか?
モジュールは、「組み立てユニット」という意味で、たくさんの部品を組み付けてひとつの完成品を作ることを「モジュール化」と呼んでいるんだ。

例えばインストルメントパネル(ハンドル周りの内装部品)に、メーターやオーディオなどの部品と内側のワイヤハーネスを組み込んで、コックピットモジュールとして完成品にしたり、ドアトリムのモジュール化をしているよ。

流れについて

Q.「モジュール」の意味がよくわかりました!
じゃあ、実際にどんなふうにモジュール化
しているんですか?
お客さまから「生産指示」という組み付けのご要望があるから、その生産指示をもとにして、部品の組み付けをはじめるよ。

まずはお客さまや他の場所から届いた部品を倉庫に受け入れてから、作業担当者(オペレーター)へ渡していくよ。このときオペレーターが作業しやすいように、指示に合わせて棚が自動で開くピッキングシステムを導入しているんだ。

そして部品がなくならないように供給担当者が都度補充を行い、ラインの最後にいる検査担当者のチェックをクリアした製品が出荷されていくよ。

やりがいについて

Q.この仕事をやっていてよかった!と
思うことってありますか?
不具合が流出しない日が続いた時は、「ほっ」とするよ。部品数も多いし、人の手が組み付けていくものだから、ベテランでもミスを出してしまうことがある。

でも起こったミスに対して前向きに改善に取り組んだり、実際に新人社員が成長していく姿を見ると、とても嬉しいよ。
Q.この仕事って、誰の役に立っている仕事なの?
ここで製造しているのは、車には欠かせない内装部品。車を購入する方が、安心して快適に乗車できるようにお手伝いをしているよ。

もしも自分たちが不良品を出してしまうと、自動車メーカーや他部署に迷惑がかかるし、車を購入する方にも不安を与えてしまうよね。不具合を出さない、不良を出さないを大前提として、より良い製品づくりを意識しているよ。

仕事の大変なところについて

Q.じゃあ逆に、「この仕事はここが大変!」と
思うところってありますか?
お客さまからの指示によって、製造する数が大きく変わることがあるんだ。普段は定時で帰るけどそういうときは残業が発生するし、忙しい時期が続くと疲れからミスが増えることもある。体調も含めたスケジュールの調整や管理は大変だね。逆に、生産数が大きく減って、今日はどうしよう?なんて日もあるよ(笑)
Q.生産数が大きく変わることがあるんですね!
そういうときは、みんなで乗り越えるんで
すか?
そうだね。部署にいる全員が状況を把握しているから、そういう調整が必要な事態が起こってもみんな協力的なんだ。
部署のメンバー全員が同じ方向を向いて、一致団結しているよ。

部署の雰囲気について

Q.部署のみなさんは、どんな雰囲気ですか?
基本的には雰囲気がよくて、気さくな人が多いかな。
入社したばかりの人は馴染めそうになかったり、孤立しそうになったときも、誰かが気にかけて積極的に話しかけてあげるような雰囲気があるよ。

もちろん仕事が合わなくて辞めていく人はいるけど、人間関係が原因で辞める人はほとんどいないんだ。

先輩の指導方法などOJTについて

Q.この部署に配属されたら、どんなふうに
 仕事を教えてもらえるんですか?
もちろん最初、実際の作業は先輩がつきっきりで仕事を教えていくけど、特に注意が必要なところは、事前に体験して覚えていけるようにしているんだ。

特に製造業未経験の場合、部品のことも、ラインのことも、何もかもがわからないよね。まずは物と情報の仕組みや不具合に関して標準作業書を使って教えたり、専用の道場を設置して教育していくよ。
Q.「道場」って、どんなことをするんですか?
例えば私たちが作っている部品には「結線」という回路を電気的に接続する部分があるんだけど、通常の職場では確実に結線できるものしか触らない。でもあえて結線しない不良品を用意して、「こういう状態のときは不良品になる」と手で触って、目で見て覚えていく場所を用意しているんだ。これを「結線道場」と呼んでいるよ。

本来、音や感触でオペレーターが判断しなければならないようなところも、できるだけわかりやすく覚えてもらえるように工夫しているんだ。